『メルティランサー3』アニメーションパート 台本 1999/7/23
※ユーザー様からのご希望にお応えし、ディスク1のオープニングムービー台本を掲示します。この台本からあの素晴らしい映像が誕生しました。#01「オープニングアニメ1」(2分30秒+) Ver.1.2 1998/7/9 新島平佐
主題歌・スタート
宇宙空間に浮かぶ月のアップ。月の大地に「月市」が在ることを示しつつ、カメラ視点は、地平線から姿を見せる地球へ移動(見た目の月、自転しながら迫ってきて、画面の外に消えていく)。視点、どんどんと地球側に寄ってゆき、ふたつの天体の狭間に浮かぶ「リトルムーン」を小さく捕捉する。
視点、一気に寄せて「リトルムーン」の全景。港湾施設に停泊する艦船の群。
その一隻である「コンテナ船」の外壁に、ごく短く散る青白く不吉なスパーク。画面、船内に切り替わって、火災発生中の惨状を示す。警報ランプと火炎の赤に照らされた通路。脱出機構が働かずブリッジに閉じこめられたクルーたち。
コンテナに引火すれば「リトルムーン」も吹っ飛びかねないという極限状態を、ごく短いカットで矢継ぎばやに提示してゆく。突撃艇「ピンキッシュニードル」のバーニアを前の場面の炎と同調させつつアップで強調。瞬く間に「リトルムーン」へと迫る「ピンキッシュニードル」。
画面、艇内に切り替わって、厳しい顔で艇を駆るシルビィのバストショット。
シルビィ 『――到達まで10秒!』
メルビナ 『よし‥‥出るぞ!』(コンソール、下部に収納されてゆく)
アンジェラ 『わぉわぉ〜!!』コックピットから後部扉へと向かうアンジェラ・ジュン・メルビナ。ジュンとメルビナは、滑らかな動作の過程で瞬間的にバトルスーツ姿へとチェンジする。
視点、出てゆく3人からオペレーター席で働くサクヤに移り、機敏かつ華麗なキータッチ。その横のナナは胡座で瞑想しつつ、なにやら呪文を詠唱している。
視点、もう一度シルビィに戻って、グンと加速しながら、シルビィ 『サクヤ、お願い!』
画面、アップで止めて【シルビア・ニムロッド/野上ゆかな】のクレジット。
サクヤ 『――はい!』
サクヤ、緊急用のボタンをプッシュ!
同時に「ピンキッシュニードル」から放たれる半透明の結晶体。カメラ寄って、アンジェラたちの姿を内部に確認。その瞬間にも結晶体は「コンテナ船」へと猛スピードで肉薄してゆき、ついには激突、船首部分に突き刺さる!!画面、切り替わって、災害現場に飛び出す3人(突き破った船殻は結晶体の後ろ半分が塞ぐ)。襲いくる炎の渦を如意棒の回転で霧散させたアンジェラが元気いっぱいの笑顔を見せて、
アンジェラ 『ガンガンいくぞお!』
画面、アップで止めて【アンジェラ/丹下桜】のクレジット。
一方、船外では中央部のコンテナ1基が出火する。すかさず「ピンキッシュニードル」がダガーを射出。見事に命中したダガーは、目標のコンテナだけを削ぎ落とし、強制移動、そして爆発。衝撃波は「コンテナ船」を大きく揺らす。
画面、切り替わって、ぎしぎしと軋みをあげる風の艇内。それぞれの仕事に忙殺されるシルビィとサクヤの横で、詠唱を続けるナナはオーラを発しながら宙に浮いている。視点、Gの苦痛に耐えつつモニターを注視するサクヤに移り、カウントダウンが告げられる。
サクヤ 『――15、14、13‥‥』
画面、アップで止めて【サクヤ・ランサイワ/岩男潤子】のクレジット。
爆発の兆しを見せる船内を、物凄いスピードで疾走してゆく3人。ジュンの見た目で、前方の隔壁の小窓にクルーの驚愕の顔を確認。視点、3人に戻って、
アンジェラ 『あっ、あそこ!』
ジュン 『‥‥下がってろ!』(クルーへの台詞)スライディングにシフトしたジュン、そのままの勢いで隔壁めがけてキックを放つ。電光をまとい、床すれすれの高さで飛んでくるジュンを正面から捉えて、
ジュン 『っりゃああああ!!』
画面、アップで止めて【神城潤/手塚ちはる】のクレジット。
モニター画面の「コンテナ船」が小爆発を始める。視点、ナナのアップへと移り、きっと見開かれる目。オペレーター席のサクヤが見返り、
サクヤ 『今です、ナナ!』 ナナ 『まかせて!』
マジカルステッキを一振り、ナナ、キラキラと粒子を残してテレポートする。
画面、すぐさま「ピンキッシュニードル」の船首部に切り替わり、宇宙空間に現れるナナ。マジカルステッキごと回転するモーションから、攻撃魔法を発動!ナナ 『いっ‥‥けええええ!!』
画面、アップで止めて、
【ナナイ・ナタレシオン・ナインハルテン/池澤春菜】のクレジット。ナナの魔法とタイミングを合わせて「ピンキッシュニードル」も全門斉射!
圧倒的な光の奔流に押し流されて「コンテナ船」は「リトルムーン」宙域からあっという間に強制排除されてゆく。爆発、閃光に続き画面をホワイトアウト、突入班はどうなった?‥‥と思わせておいて、微かに瞬く光点を遠くに見せる。視点、一気に寄せて、フォースフィールドを展開したメルビナの勇姿を示す。
金色に輝く力場の中には、アンジェラ、ジュン、そして4〜5名のクルーたち。
メルビナ、自らが発するフィールドの風に髪をなぶられながら、フッと微笑む。画面、アップで止めて【メルビナ・マクガーレン/緒方恵美】のクレジット。
画面、切り替わって、ほっと一息、笑顔を見せるシルビィたち(含むナナ)。
視点、後部扉に移り、コーヒーカップを乗せたトレイを手に入室するパティのバストショット。パティ、にっこり微笑んで、パティ 『お疲れさまでした!』
画面をアップで止め【パトリシア・マクガーレン/菊池志穂】のクレジット。
その直後、艇内を響もす警告音。うろたえてトレイを落としかけるパティ。
はっとしてサクヤが見返ったモニターを視界に映し、ワープを表す光点を表示。画面、切り替わって、「ピンキッシュニードル」の俯瞰。付近の空間が歪み、次の瞬間、光とともに6隻の「王党派船団」が通常空間に続々とワープアウト!
視点、メルビナたちから見た「王党派船団」に移り、花のように展開される数々の放熱板。被弾した船もあるらしく、時折、スパーク。放出された粒子が舞い飛び、周囲は幻想的な空間へと変質していく。
主題歌・フェードアウト
「王党派船団」、地球方向にアルパの立体映像を投影。白銀の光輝に包まれた巨大な姿は、夢幻的ですらある。視点、次々と移り、それぞれの居場所で驚くランサーズたちをごく短いカットで挿入していく。アルパ、バストショットの前傾姿勢から頭を上げ、ややタメてからゆっくりと双眸を開いて、おもむろに、
アルパトス 「わたしは、アルパトス・カラバ・ブランシェ。
カラバの公女として、地球政府に亡命を求めます‥‥」※全篇、ほぼ無言劇で進行します。音声が入るのは、最終カットのアルパのみ、最後の「 」の台詞だけで、それ以前の『 』の台詞には、音声は入りません。
★絵コンテになる前の元脚本ですので、完成版とは若干異なります。
「メルティ3、ムービー音声収録レポート」 1999/1/28 BY B O N * N O B
※ゲーム内容についてはまだ秘密なので、役柄やシナリオ内容については一切触れておりません。ご了承ください。本日は「メルティランサーThe 3rd Planet」のムービーパートの音声収録があった。録音監督は、音響監督だけではなく映像監督としてもご活躍されている岩浪美和さん。以下は、豪華なキャスティングでの収録、及び作曲家の大熊謙一先生との楽曲打ち合わせの記録である。
「はぁ‥‥3DCGが‥‥すごい」(一同ため息)
「まるでメルティランサーじゃないみたい」
「それを言うな、って」
※関係者一同がため息をつくような出来映えのシーンがてんこ盛り! らしいぞ。「いやー、私が言うのも何ですが、むかつきますねこのシーンは(爆)」
「もっと早く来いって!」(同意者多数)
「まあまあ、おいしいとこどりが彼女の常ですから(笑)」
※誰だ? 誰が出るシーンのことなんだ!?「じゃあ、そのベーゴマから」
「わかりました」
※なにぃ、牛丼に続き、今度はベーゴマだとぉ!? 謎は深まる。「あれ? これでは普通の演技ですよね」
「そうですよ、これではふつーのキャラクターになってしまいます」
リハを重ねるうち‥‥常人離れしたテンションが復活!
「よしよし、このぐらいでなきゃあ、このキャラクターは面白くありません! うひゃ」
「アーカネストの暗黒面なんですね、これが」
※常人離れしたテンションの声優さんが演じるキャラクターとは!?「もっとIQ下げで!」
「は、はいっ!」
※IQを下げて収録されたキャラクターとは!? 萌えシーンが?「ここってヤ○トでしょ?」
「あ、ボクもそう思った」(同意者多数)
「なんだ、みんなそう思ってたんじゃないの(笑)」
‥‥苦笑いする、ライター新島平佐。
※‥‥以下、ヤ○トに関わったスタッフの裏話が延々と続く。「なんじゃこりゃ〜!!」
「めずらしいですよ、これは。平田智浩さん描き下ろしの(略)」
「なんで○ル○ナがこんな表情なんですか? 偏見入ってません(汗)?」
「入ってない入ってない」
「ほんとかなぁ‥‥」
「‥‥○ン○ェ○かわいい(萌)」
※これが何なのかは乞御期待、ってことで(笑)。「んでは、白玉系ってことですか?」
「そうですね、黒玉じゃあないでしょうね。うはうは」
※業界用語‥‥らしい。テンキースタッフには理解できなかった会話(笑)。「んで、このシーンの冒頭、どうします? 曲つけます?」
「覗き見でしょ? 無い方がいいっす!!」(本気)
「目が怖いです池○さん」
※KMEの池○さんがマジに熱くなる「覗き見」シーンとは何だ!?いきなり唄い出すテシマ!
※また、テシマ伝説が追加された。録音監督やムービー監督から「監督、監督」と呼ばれてしまう彼は、何を隠そう「ゲーム監督」である(<と書くとサッカーみたいだ)。‥‥打ち合わせ後、コナミの方と一緒に帰途につく。
成田「収録はいかがでした? とにかく手間と人手がかかるのをおわかりいただけたことと思います。みなさん一流の方ですからねぇ、予算もそれだけかかるということでして。ん?」
中○「○田○一さんのサインが欲しかったです‥‥しくしく」
成田「あ、泣いてる。中○さんって、ガ○ダ○世代だったんですねぇ‥‥(しみじみ)」
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